常設展
展示方針
ふじのくに地球環境史ミュージアムは、考えることで気づく驚きや発見を大切にした「思考するミュージアム」がコンセプトです。美術館で作品を鑑賞するように、まずは展示とじっくり向き合い、考えを巡らせながら見ていただきたいという想いから、解説文は極力少なく、展示ラベルの大きさも控えめにしてあります。わからないことや疑問に思うことはどんどんスタッフに尋ねてください。話し合いながら考えることで、新たな驚きや発見につながるかもしれません。そして、自身の思考を拓いて、自分なりの考えを探し出してみて下さい。
展示室1「地球環境史との出会い」
地球環境史とは何か?海や大地に刻まれた記録は、人と自然の歴史を伝え、未来を照らす道しるべとなります。
展示室2「ふじのくにのすがた」
ふじのくにの自然は、私たちのくらしに豊かな恵みを与えてくれる一方で、時として脅威となり平穏な日常を奪います。
展示室3「ふじのくにの海」
日本一深い湾、駿河湾を有するふじのくにの海には、多種多様な水生生物がすみ、豊かな海の幸をもたらしてくれます。
展示室4「ふじのくにの大地」
あらゆる生物は、「食う-食われる」の食物網でつながっています。私たち人間も例外ではありません。
展示室5「ふじのくにの環境史」
縄文時代から現代に至る歴史の中で、ふじのくににすむ人と自然の関係は、どのように変化してきたのでしょうか?
展示室6「ふじのくにの成り立ち」
県内各地から産出する岩石や鉱石、そして化石が、ふじのくにの成り立ちや、大昔の自然や生物の存在を語ります。
展示室7「ふじのくにの生物多様性」
ふじのくにの変化に富む自然環境に育まれた多様な生物たちを、当館が収集した多くの標本を通じて紹介します。
展示室8「生命のかたち」
ここは脊椎動物たちの教室。黒板の座席票を見ながら、出欠を取ってみましょう。返事はしてくれないと思いますが…
展示室人「人類史ライブラリー」
地球環境の変化にともなって人類が歩んできた進化の道のりを、化石や石器を手がかりに考えてみましょう。
展示室9「ふじのくにと地球」
地球家族会議テーブルを囲んで、私たちが生きているふじのくにと地球の“7+1の環境リスク”を知りましょう。
展示室10「ふじのくにと未来」
心豊かに暮らすとはどういうことでしょうか。百年後の静岡が豊であるために、私たちが今できることを考えます。
地球史の旅(廊下に展示した標本箱)
展示室を廻る200mの廊下を46億年の地球史に例え、この間地球上に起きた事件を17の標本箱に収めました。