トピックス展「ヘビ、海へ行く ~ウミヘビに探る生物進化~」
ウミヘビ類は、今からおよそ500~1000万年前に陸から海へと生息地を変えたコブラの仲間で、卵生で陸に産卵するグループと、胎生で生涯を海中で過ごすグループの2つが存在します。どちらのグループも、海を泳ぐために櫂状に進化した尾を持っていますが、卵生のグループは陸を這うための腹板と呼ばれるウロコをまだ持っている一方で、胎生のグループの腹板は退化しており、もはや陸を這うことはできません。
今回は、これまでに研究員が実際に研究してきたウミヘビ類の標本を展示します。こうした標本類を見ながら、ぜひ生物の進化に思いを馳せてみて下さい。
- 開催期間
- 2020年12月8日(火)~2021年2月7日(日)
- 場所
- ふじのくに地球環境史ミュージアム2階ホットトピックギャラリー
- 観覧料
- 観覧には常設展観覧券もしくは企画展観覧券が必要です。