自然観察路―生物多様性のみち―
ミュージアムがまだ静岡南高校だった頃、裏山には美しい散策路がありました。
造成地だったこの場所を、生物部や山岳部の活動に活かそうと、教員と生徒が一体となって整備を続け、たくさんの生き物が集まる散策路ができました。ところが、高校が閉校してからは、この裏山は放置され、すっかり荒れ果ててしまいました。
ミュージアムでは当時の教員・生徒の意志を引き継ぎ、散策路の再整備に乗り出しました。関係有志が力を合わせ、かつての散策路は「自然観察路―生物多様性のみち―」として復活しました。
全長約400mの自然観察路内には300種以上の植物が生育し、そこにはたくさんの昆虫や野鳥が集まります。また、ミュージアムの立つ有度丘陵が、かつては安倍川の支流であったことを示す貴重な地層を間近に観察することもできます。
季節毎のイベントのほか、原則毎月第三日曜日に自然観察路の開放を行います(詳細はお知らせのページをご覧ください)。ミュージアムにお越しの際には是非、自然観察路も併せて楽しんで下さい。
自然観察路では、一部ぬかるんでいたり、高低差があったりする場所を歩きます。また、季節によっては、カやマダニがいます。そのため、自然観察路を訪れる際は、歩きやすい靴と長袖・長ズボン等の着用をおすすめします。