井川の在来作物と焼畑-人々の暮らしと伝統を後世に-

静岡の最北端、最も山深い集落からなる井川地区をご存じでしょうか。南アルプスの麓(ふもと)にあるこの地域では、古くから人々が独特な風土のもと多彩な在来作物を育み、伝統的な焼畑農耕を今も行っています。

「人と自然の関わり」のあり方を探求するふじのくに地球環境史ミュージアムは、南アルプス研究の一環としてこの井川地区に着目し、調査や記録を続けています。そこで得られた情報をもとに、本冊子では、この地域に伝わる在来作物と焼畑についてご紹介します。ボタニカルアーティスト・藤森 有規子氏の手で瑞々しく描かれた在来作物、そして伝統焼畑の様子の貴重な写真を通して、井川の人々の暮らしを覗いてみましょう。

著者
小川 滋之・佐藤 洋一郎(ふじのくに地球環境史ミュージアム)
多々良 典秀(静岡市職員)・藤森 有規子(ボタニカルアーティスト)
編集協力
渋川 浩一(ふじのくに地球環境史ミュージアム)

井川の在来作物と焼畑 (PDF:5.21MB)