渡辺 友美

渡辺 友美 (わたなべ ゆみ)
Yumi Watanabe
- 職名
- 准教授
- 専門
- 展示学、博物館情報・メディア、水環境
- 学位
- 博士(学術)
- 出身
- 東京都
海や川、そしてそこに棲むいきものに関する映像や展示の研究をしています。私の研究活動はウニを材料とした細胞運動の研究から始まりました。顕微鏡下での現象を映像に捉え解析する研究に魅了されると同時に、その面白さを人に伝えることにも興味を持ち、映像ディレクター、展示プランナー、研究者、大学教員等々を経て現在に至ります。ふじのくに地球環境史ミュージアムでは、環境・環境史分野を担当します。水のフィールドや、人と自然の関わりを調査し、対象・内容・手法のそれぞれを精査して表現することを通じて、私たちを取り巻く自然をミクロにマクロに捉える視点を提案していきたいと考えています。
主な調査地
- 国内外の海、川、自然史博物館、水族館
主な論文(査読付)
- Watanabe Y., Logunovich, A. and Kazakevich, A.Traveling exhibition project in the Western Siberian region of Russia: On the river ecology of the Ob River and its tributaries. Polar Science. 2024 June;41:1-8.
- 渡辺友美.静岡県三保半島のフィールドと施設を用いた自然科学映像制作実習プログラムの開発.東海自然史.2023年3月;16:23-34.
- 渡辺友美, 千葉和義.教室ミュージアム 海のめぐみをいただきます!展―海洋教育促進を目指した巡回展の開発と今後の展開―.展示学.2020年3月;59:6-15.
- 渡辺友美, 吉冨友恭,萱場祐一.河川生態の映像化と留意点:映像展示の開発プロセスを例に.応用生態工学. 2017年9月;20(1):73-85.
- 渡辺友美, 吉冨友恭,萱場祐一.国内展示施設における生物多様性展示の分析と課題.日本教育工学会論文誌. 2016年1月;39-Suppl:93-96.
- 渡辺友美, 吉冨友恭,萱場祐一.魚類の生態への気づきを促す映像展示システムの開発と評価.日本教育工学会論文誌. 2013年12月;37-Suppl:189-192.
- Watanabe Y., Hayashi M., Yagi T., Kamiya R. Turnover of actin in Chlamydomonas flagella detected by fluorescence recovery after photobleaching (FRAP). Cell Struct Funct. 2004 Jun;29(3):67-72.
著作・著書・報告書・資料等
- 渡辺 友美.巡回企画展 キョクホクの大河−極北の大河の自然と文化、比べて捉える日本の川 国や地域をまたぐ巡回企画展の試み−.展示学.2024年3月;67:86.
- 渡辺 友美.博物館活動奨励賞受賞に寄せて/特別展のゴミ問題を考える2023.博物館研究.2023年2月;58(3) 23.
- 渡辺 友美.学校の教室を巡る海のミュージアム.Ocean Newsletter.2022年11月;534:6-7.
- 渡辺 友美.ダンボール什器を活用した巡回展活動から特別展のゴミ問題を考える (特集 SDGsと博物館 : まずゴミ問題を博物館で考える).博物館研究.2021年7月;56(7) 23-26.
- 渡辺友美.連載『海を学ぶ「海洋教育促進プログラム」③』.理科総合大百科 2021: ためしてわかる 実験・観察.少年写真新聞社.2021年1月:164-165.
- 渡辺友美.ICOM京都大会におけるICEEの活動.展示学.2020年3月;59:56-57.
- 渡辺友美.海を学ぶ「海洋教育促進プログラム」第3回 教室ミュージアム 海のめぐみをいただきます!展.理科教育ニュース.2020年3月;1100:2-3.
- 渡辺友美.いつもの教室が、ある日突然ミュージアムに―教室ミュージアム 海のめぐみをいただきます!展の取り組み―.図書館情報誌LISN.2019年12月;182:9-12.
- 渡辺友美.コラム『ICOM-ICEE』.展示学辞典.丸善出版.2019年1月:503.
- 渡辺友美.ICOM-ICEE2015ケープタウン大会.展示学.2016年2月;53:58-61.
- 渡辺友美.ICOM-ICEE2014フィンランド大会.博物館研究.2015年4月;50(4) :24-25.
- 渡辺友美.ICOM-ICEEへの参加と巡回企画展活動の発表.展示学.2015年2月;52:68-71.
- 飯田花名子,吉冨友恭,渡辺友美.博物館等の展示スペースにおける自然音活用の現状と分類.展示学.2015年2月;52:58-65.
- 渡辺友美.巡回企画展「雨といきもの展」の公開.河川.日本河川協会.2013年10月;69(10):84-86.
- 渡辺友美.コラム『べん毛の輪切り模様』,『ATPは生命体が存在するという証』.ハンドブック生物基礎の要点整理.学研プラス.2013年7月:16,29.
巡回企画展
- 渡辺友美「巡回企画展 LOVE MAGURO」企画,演出,制作(2024年)
- 渡辺友美・大石侑香「巡回企画展 キョクホクの大河」企画,演出,制作(2023年)
- Aqua Logo Engineering (Russia) “Жизнь большой реки(Life of Big River)” 企画,制作(2019年)
- お茶の水女子大学「教室ミュージアム 海のめぐみをいただきます!展」企画,演出,制作(2017年)
- 水の巡回展ネットワーク「雨展」企画,演出,制作(2018年)
- 水の巡回展ネットワーク「雨といきもの展」企画,演出,制作(2013年)
- 国土交通省近畿地方整備局「魚道展~川を旅するサカナたちの通り道~」企画,演出,制作(2013年)
- 水の巡回展ネットワーク「ゲリラ豪雨展」企画,演出,制作(2012年)
研究施設展示
- 国立研究開発法人 土木研究所 自然共生研究センター「屋内展示エリア」リニューアル 企画制作(2014年)
ブース展示
- 日本動物学会第86回新潟大会 動物学ひろば「ウニの体のミクロな世界」 企画制作(2015年)
- 日本動物学会第85回仙台大会 動物学ひろば「ウニの体のミクロな世界」 企画制作(2014年)
企画展協力
- 相模川ふれあい科学館「魚道展」企画協力(2015年)
- 埼玉県立川の博物館企画展「魚のみち」企画,制作協力(2014年)
博物館インタラクティブコンテンツ
- 国立科学博物館企画展 卵からはじまる形づくり「卵から大人までをくらべて分かる親戚関係」,「海そうめんの正体」インタラクティブ映像コンテンツ企画,開発(2017年)
- 世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ 企画展『世界のハイギョ』「ハイギョはっけんAR」 企画,演出,制作(2016年)
- 宇都宮市ゆうあいひろば,インタラクティブ遊具「くるまくんとドライブ」「でんわくんとともだち」 企画,演出,制作(2007年)
- 国立科学博物館日本館 熱帯・亜熱帯起源の海産動物ゾーン,キオスク端末ソフト「サンゴガニ類の暮らしぶり」「北上するサンゴ礁生態系」 企画,演出,制作(2007年)
- 三菱みなとみらい技術館 交通・輸送ゾーン「貨物輸送クレーンゲーム」 企画,演出,制作(2006年)
- 三菱みなとみらい技術館 海洋ゾーン「海洋探査船・探査機データベース」「うらしま海底探査プログラミングゲーム」「ちきゅうスラスターバランスゲーム」「しんかい6500深海探査ミッションシミュレーター」 企画,演出,制作(2005年)
博物館展示映像
- 国立科学博物館企画展「花~FLOWER」,各種微速度撮影 制作(2007年)
- 国立科学博物館日本館 熱帯・亜熱帯起源の海産動物ゾーン「沖縄・串本・勝浦のサンゴ情景」「造礁サンゴに棲む生き物」,日本の植生ゾーン「日本の各気候帯における植生」「ヤンバルテナガコガネ標本 360°観察」,日本の深海ゾーン「ROV映像」 企画,演出,制作(2007年)
- 三菱みなとみらい技術館 交通・輸送ゾーン,ジオラマ連動映像「トランスポートシティパノラマ」 企画,演出,制作(2006年)
- 仙台市 青葉城資料展示館「仙台城紹介映像」 制作(2006年)
- 三菱みなとみらい技術館 海洋ゾーン「深海生物」「水圧実験映像」 企画,演出,制作(2005年)
映像コンテンツ
- 学研プラス 教材広報映像「人体骨格ミュージアム」演出,制作(2020年)
- 早稲田アカデミー 授業教材「小学校4年 電気のはたらき」 演出,制作(2006年)
- 株式会社林原, 経営者インタビュー映像「トップは語る~林原の生き方を貫く~」 制作(2005年)
- 国土交通省 水辺共生体験館紹介ビデオ 制作(2005年)
テレビ番組
- NHK教育 科学番組「ツナガルカガク」 リサーチ,ウェブコンテンツ制作(2010年)